ヒートショックにご用心
~「大地の風」より~
家の中で起こる事故の原因は様々です。体が思うように動かず、「危なかった・・・」と思うことは誰でも経験がありますよね。主に高齢者が多く、その中でも最悪の事態になったケースは「浴室」が多いそうです。
グラフを見ると、家の中で起こる事故は、65歳以上の高齢者による浴室での溺死が多いことがわかります。溺死の詳細ははっきりわかりませんが、入浴中の心不全などが考えられ、その原因の一つとして「ヒートショック」があげられます。
寒い冬に暖房の効いた部屋から一歩出ると「寒い~」と思わず身震いしますよね。暖房をしている部屋とそうでない部屋の温度差は10℃を越えるときも。その温度差で、身体の血圧が急激に変化することで、心臓に負担がかかり、高齢者や高血圧の人にとっては、命取りになりかねない事故につながるケースも。
ヒートショックをふせぐには?
ヒートショックをおこしやすいのはトイレ・洗面・浴室です。特に入浴時は、血圧が急激な上昇下降をするため、注意する必要があります。
お風呂に入る前にしばらく浴槽のふたを開けておいたり、浴槽にお湯を入れる時、シャワーで給湯すると簡単に浴室を暖めることができます。お湯の温度は低めに設定し、入る前にかけ湯などをして身体をお湯に慣らしてからゆっくり入ることが望ましいでしょう。また、各部屋の温度差を小さくするため、トイレや脱衣場に暖房器具を置いたりするのもいいですね。
大掃除早めに初めて年の瀬を楽チンに!
年末は、ただでさえ忙しいのに、大掃除で取っても疲れますよね。もともと大掃除は12月13日の「すす払い」に由来しています。年末まで待たず、計画を立てて早めに初めて年の瀬を楽に過ごしませんか。
窓
窓がピカピカになれば、大掃除をした満足度がありますよね。網戸がキレイになれば風通しが良くなり、歓喜もスムーズに。レールは砂やほこりで汚れていては開閉も悪くなります。窓の掃除は、カラッと晴れたひにすると、拭いた端から乾いて仕上がりが汚くなりがちなので、曇りか夕方にするのがおすすめです。またカーテンは意外と汚れている物。表示をかくにんして、洗えるものは洗っておきましょう。
換気扇
ふだんあまり気にしていないけれど、大掃除の時くらいははずしてキレイにしたいですね。ギトギトになった換気扇は重曹に漬け置き洗いがおすすめ。流しにぬるま湯をはって、重曹カップ1くらいを溶かします。分解した換気扇や換気扇フィルターなどと一緒に、1時間くらい漬け置きします。そうすると汚れが浮いてゆるくなり、汚れが落ちやすくなります。
照明器具
照明器具は一度取り付けると、なかなか掃除しないうえ、汚れたままだと明るさが低下して、電気代の無駄になります。照明器具はたいてい高所にあり、器具の取りはずしの際の足場など危険な場合がおおいので、なるべく2人でするのがいいですね。また掃除を始めるときは、必ず電気を切ってランプの熱がさめてから行ってください。
つかって便利なエコスプレー
重曹スプレー:重曹大さじ1、水100ml
お酢スプレー:酢20ml、水100ml
食品を扱うキッチン周りからリビング、浴室など、どこでも使えて手にも優しい便利な2本です。油汚れ、てあかなどは酸性なので、アルカリ性の重曹が中和して汚れを浮かせてくれます。お酢は賛成なので、殺菌、カビの予防などに使います。アルカリ性の重曹が酸性のお酢と混ざると泡が出ますが、炭酸ガスが出ているだけなので害は有りません。