室内熱中症に気を付けましょう
~「大地の風」より~
今年の夏も節電対策などで冷房などの仕様を控えたり、暑さを我慢したりしていませんか?
室内熱中症は、湿度が高く風が弱いということで室内の温度が上がり、
人の体温が上がるのに体内の熱が逃げにくくなった時におこります。
体温調節が上手くできない高齢者や乳幼児、肥満の人は、特に気を付ける必要があります。
今回は、室内熱中症の主な症状と、予防策をご紹介します。
どんな症状?
1.いつもより体温が高い
2.汗が出ない
3.頭が痛い
4.めまいや吐き気がする
※応急処置としては、水分を補給して体温を下げる処置をしてください。
のどが渇いていなくても水分補給する
喉の渇きを感じなくても、適度に少量ずつの水分を補給しましょう。
併せて塩分を100mlの水に対して塩0.3g程度取りましょう。
スポーツドリンクは運動している時ならいいのですが、そうでないときは
糖分の取り過ぎになり水分の吸収をさまたげます。
利尿作用のあるアルコールやコーヒーなどは、水分補給になりませんのでご注意を。
部屋の温度をチェックする習慣を
高齢になると皮膚の感覚が弱まり、室内の温度変化に気付きにくくなります。
自分の目で温度計をチャックして、通常よりも室温が高くなり過ぎていないか、確認しましょう。
暑さに備えた身体づくりを
熱中症は急に気温が高くなった時におこりやすいので、事前の暑さに備えた体づくりが重要といえます。
日頃からウォーキングなどの適度な運動で汗をかく習慣を身に付けておくと、
夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。
室内の温度上昇を抑える
室温を上昇させないために、すだれやカーテンなどで直射日光を遮り、窓が開けられれば風を通し、
それでも温度が高い時は迷わずにエアコンも使いましょう。
暑苦しい夏は爽やかハッカで乗り切る
ハッカはシソ科のハーブで、外来種の西洋ハッカ(ペパーミント)と日本ハッカがあります。
日本ハッカは、西洋ハッカと比べて主成分のメントールを多く含んでいるのが特徴で、独特の爽快感があります。
今回の主役は「ハッカ油」。ハッカ油は薬局などで入手でき、手軽に利用できる優れものです。
意外と知られていないハッカ油の効能をご紹介します。
【ご注意】原液が大変刺激が強いので使用量に注意し、特に目に入らないよう気を付けましょう。
スポーツ後を爽やかに
ハッカには冷却・消炎作用があります。
日に焼けた肌のほてりには水で5~10倍に希釈したハッカ入り水をスプレーしてほてりを鎮めましょう。
肩こりや筋肉疲労にも効果的です。
スポーツなどで汗をかいた後にスプレーするとデオドラントスプレー変わりになります。
お風呂を爽やかに
湯上りのほてりが嫌で、夏はシャワーで済ませる人も多いでしょうが、できればお風呂に入りたいですね。
そこでお風呂にハッカ油を1~2滴たらすと、すがすがしい香りが浴槽に広がり、湯上りもさっぱりします。
夏の虫よけに
ハッカ油は虫よけにもなります。
希釈水を目に入らないように注意して、身体にスプレーします。
帽子にスプレーしても効果があります。
赤ちゃんの場合、ベビーカーにスプレーするとよいでしょう。
また、虫さされにも希釈水を濡れ場スースーしてかゆみは和らぎます。
生活を爽やかにする一滴
ハッカ油は消臭・殺菌作用があります。
洗濯をすすぐ時に一滴入れるとイヤなニオイがしなくなります。
また、おしぼりを作るときにぬらす前の水に一滴たらすと、さわやかなおしぼりに変身します。