


梅雨時期のカビ対策のススメ
~「大地の風」より~
6月は梅雨の季節。
ジメジメっとして憂鬱な気分になる方も多いと思われますが、
カビにとっては大好きなシーズン!
そこで今回はカビが元気になる条件や、カビの予防対策、
そしてカビが生えてしまった時の対処法についてご紹介いたします。
カビを知ろう
カビは四つの条件が揃うと生えてきます。
つまりカビが育つ条件を知っておくことで、
その条件を揃えなければ(1つでも抑えてしまえば)よいのです。
まずは、カビ(敵)を知ることから始めましょう!
温度:25℃前後が発生しやすいようです。
湿度:カビが元気になる湿度は75%から(相対湿度)。
栄養分:ほこりや、髪の毛やフケなどの老廃物、木や畳などをエサにして成長します。
酸素:カビは有機物に含まれ、呼吸をします。よって酸素が必要になるのです。
カビを予防しよう。
室内を清潔に保ちましょう。
チリ・ホコリはカビの発生要因になりやすいため、
こまめに掃除し室内を清潔に保ちましょう。
掃除のあとは除菌しましょう。
湿度の高い時期は畳などの調湿効果のあるものは、
エタノールを染み込ませた布などで拭くと、
除菌、殺菌、消臭の効果があります。
材質によっては変色するものもありますので、
目立たないところで試してから行いましょう。
室内の湿度が高い時は除湿機などを利用しましょう。
洗濯物などを干すなどして室内の湿度が高まる時は
除湿機やエアコンのドライ運転などで、機械的に除湿しましょう。
空気の滞りやすい場所は扇風機などで気流をおこして、
胞子の着床を防いだりすることで、カビの成長の芽を摘み取りましょう。
炭の調湿効果
炭には調湿効果があります。
湿度が高い時はその中に閉じ込め、低い時は放出し、
空気を快適な状態に保とうとする働きです。
ただし、炭の保有できる水分量にも限界があります。
天気のいい日には窓を開けるなど室内の湿度の高い空気と入れ替えることで、
炭の効果をより効果的に得ることが出来るようになります。
もしカビが発生してしまったら?
エタノールを染み込ませた雑巾でふいてください。
殺菌と同時に、カビ予防にもなります。
また、カビを確実に退治するには、週1回のペースで2週間ほど続けましょう。
※雑巾などで水ぶきした場合、
ケースによっては逆にカビを撒き散らしてしまうので避けましょう。