花粉症
2011年春のスギ・ヒノキ科花粉総飛散数は、過去10年(2001~2010年)平均と比較して
近畿及び東日本で1~2倍、また、中国、四国、九州では0.3~1.1倍になる見込みです。
それじゃぁたいしたことないや。と安心していたら、ひどい花粉症に悩まされることになる場合も・・・。
過去10年平均自体が、近年増加傾向であることを考えてみてください。
これは、少量飛散であった2010年と比較すると、東日本では東海を除いて1~6倍、
西日本では近畿を除いて1~4.8倍程度の飛散になるものと思われます。
また東海は10~16.5倍、近畿は4~10倍ととんでもない数字になっているのです。
では、この花粉飛散数はどうやって予想されるのでしょうか?
これには前年の夏の気象が最も影響しているとされています。
2010年の7月後半から8月にかけての日照時間は関東甲信越では2009年の約2倍に増加し、
東海から近畿以西にかけても1.5~2倍に増加していました。またご存じの通り、
気温も全国的に2009年より2℃以上高かったこともあり、花粉飛散数は一部を除き
過去の平均をかなり上回る地域が多くなると予想されています。
さらにスギ雄花の着花予想が、昨年の夏は特に8月が異常な猛暑であったこともあり、
2010年を大きく上回る着花量(関東南部)だったことも考慮すると、
夏の気象条件をあわせて考えると、全国的にスギ花粉が大量に飛散するとされているのです。
● 花粉症は「初期療法」が効果的です!
花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなってしまいます。
しかし軽いうちに薬を使い始めると、花粉の飛散量が多くなった時期でも
症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることができるのです。
つまり、花粉の飛び始める2週間くらい前から症状を抑える薬(抗アレルギー薬)の
使用を始める治療が効果的で、これを「初期療法」とよんでいます。
この初期療法により、「症状の出現を遅らせることができる」
「花粉飛散量が多い時期の症状を軽くすることができる。」
「併用する薬の量や使用回数を少なくすることができる」といったメリットがあるのです。
毎年花粉症に悩んでいらっしゃる方で、
楽にシーズンを乗り切りたいと考えている方にはおススメです。
● あなたは花粉症?それとも風邪?
今年の花粉の飛散数を考えると、
今年から花粉症デビューという悲しい現実も起こるかもしれません。
でも花粉症と風邪は、症状がとてもよく似ているため、
初めてかかってしまった人には判断がむずかしいものなのです。
「風邪だろう」と思い、対応が遅くなってしまうと、先の「初期療法」ができなくなってしまうことも・・・。
そこで、まずは次の項目を自分でチェック!
当てはまるものが多い人は、一度病院で検査されることをおススメします。
・クシャミが続けて出る。
・サラサラした鼻水が出る。
・熱はあまりない。
・鼻づまりがひどい。
・目がかゆい。
・家族の中にアレルギー体質の人がいる。
- ☆ ★ ☆ -
● 「花粉症」とジオパワーシステム
この時期にジオパワーシステム体感館に来場される花粉症のお客様からは、
「体感館の中にいるとマスクがなくても大丈夫!」
「花粉症の症状があまり出ない」といったお声を頂戴することがあります。
また、実際にお住いのお施主様からも「花粉症の症状が軽くなった」
「夫婦揃って花粉症なのですが室内ではほとんど気になりません」
といったうれしいお声もいただいております。
「本当?」と思われた方は、ぜひこの空間を一度お近くの「地熱の家」体感館で、お確かめください。
~ おまけ ~
薬を早くから使うのがいいのか悪いのか。
体質改善を試みるのがいいのか。
いろいろな問題もありますが、自分にとって納得いく方法を選択してください。
自分に向き不向きもあります。
薬を頼らずに体質改善で症状が軽くなっている人もいます。
でも他の人が良かったからといって自分に合うかはまた別の問題。
花粉症とわかるのがいいのか悪いのか。これも個々で判断が分かれるところ。
早めの対策がとれるから良いという考えもあれば
そのシーズンの到来に精神的負担を伴うのが苦痛という方も。
何事も向き不向きがあるのを忘れずに。