温かく暮らすためのちょっとした工夫
~ 「 大地の風 」より ~
寒くなってくると、どんな家でも欠かせないのが暖房。
暖房費がかさんでしまうので、暖冬にならないかな~
と願っている方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・
そこで今回は、暖房器具ごとに、温かく暮らすためのちょっとした工夫をご紹介します。
①エアコン
できるだけドアや窓の開閉は少なく。(でも換気は必要です!)
厚手のカーテンを使用しましょう。床まで届く長いカーテンがより効果的です。
暖まった空気を循環させるために扇風機の併用をおすすめします。
室外機は風通しの良い場所に設置しましょう。
これらに気をつけた上で、例えば暖房時間を1日1時間短くすると、
年間でおよそ15.2キロのCO2削減に、電気代に換算すると900円の節約になるんですよ。
ただし、エアコンをこまめに入り切りすると消費電力が大きくなることがあるので注意が必要です。
②電気カーペット
カーペットの下に断熱マットを敷いて熱が床に逃げないようにしましょう。
人のいない部分は温めない。
分割して暖めることができるカーペットは、人がいる場所、
いない場所を常に意識して使うことがポイントです。
さらに設定温度を低めにして使えば、電気代も節約できます。
例えば3畳用のカーペットを「強」から「中」にして1日5時間使用したとすると、
年間でおよそ69.4キロのCO2削減、電気代では4090円もの節約に!
③電気こたつ
腰から上の冷え対策に、上半身にはカーディガンなど1枚多めに着込むこと。
布団は厚めのものを使用、さらに上掛けと敷き布団、中掛けをあわせて使うと、
同じ温度でも暖かさが保てます。
また設定温度を「強」から「中」に下げて1日5時間使用したとすると、
年間で18.3キロのCO2削減、電気代では1080円の節約になりますよ。
④ガス・石油ファンヒーター
フィルターのお手入れをお忘れなく!掃除機で汚れを吸い取ったり、
ぬるま湯で洗ってからしっかり乾かして使います。
早めのOFFが節約の決め手です。寝る前や出かける前は、
15分くらい前に切るように心がけましょう。
寒いと思うときは温度を上げる前に、まずは着るもので調整するといいですね。
カーディガンを羽織るだけで体感温度は2.2℃アップ、
靴下を履くだけで体感温度は0.6℃アップするそうです。
GEOパワーシステムでできること ~冬の場合~
地中熱利用のGEOパワーシステムは、換気システムでありながら、
建物の基礎空調としても働いています。
今の寒い時期は、エアコンやヒーターを使用しているようなぽかぽかした空間にはできませんが、
寒くない空間を作ってくれています。
これにより、通常よりも少しの量の暖房で暖かくすごすことが可能になります。
たとえば、外気温度が0℃以下になるような寒いとき、熱源が何もなければ室内が5~6℃になり、
吐く息が白くなることもあります。この室内を暖房をしようして20℃まで上げようとすると、
14~15℃分の暖房エネルギーが必要になります。
しかし、GEOパワーシステムにより室温が13℃まで上がっているとすると、
7℃温度を上げるためのエネルギーのみ必要になるということになり、
半分程度の暖房エネルギーで済む計算になります。